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「高校は義務ではなく、自分の夢を叶えるための手段である−小林由季さん②−」

通信制高校の生活はどのようなものでしたか?−


「第一高等学院で高卒認定試験の通信のコースを選び、独学で勉強していました。カウンセリングや面談は登校して担当の先生に話を聴いてもらってました。


なので、あまり通信制高校内の記憶や思い出はありません。当時、入院生活と高校を両立していたので、入院生活中にまとめて高認の勉強をしていました。


−その時、すなわち通信制高校の時期を支えてくれた存在はどのようなものがありましたか?−


「親ですね。親が私の将来を諦めず、応援し続けてくれたこと。

親の考え方や価値観が柔軟だったこと。通信制高校という道を教えてくれたこと。
情報の有無は、人一人の人生を変えると思います。」


通信制高校に通ったからこそ、得ることのできたものはどのようなものがありましたか?−

「16歳の夏(高校1年生の夏休み)に高卒認定試験に合格したのですが、

結果的には恩師の先生がいたので今まで通っていた高校を辞めず、単位ギリギリで卒業しました。

病気をもっていたことで、高校の単位が足りず、いつ辞めるか分からない状態。なかなか学校も通えなかったので、一歳年下の同級生達と過ごす高校生活は精神的に決して楽なものではありませんでした。
(結果的には、2学年に渡り、最高の友達を創れたので楽しかったです)


実際、当時留年者が8名いたんですが、卒業したのは私一人だけでした。(後は皆、退学)それだけ、高校での留年や休学って厳しいものなんだと痛感させられました。


高卒認定があったことで、セーフティーネット代わりではないですが、“いつ高校を辞めてもいいや”という安心感が得られたことで、高校に通い続けられたと思います。


一般高校と通信制高校の両方を体験できたおかげで、
・高校は義務ではなく、自分の夢を叶える為の手段であること(高校行けなくても死ぬ訳じゃない)
・一般の高校に行かなくても、面白い生き方をしている人が沢山いること


を知る事が出来、人間としての幅が少し広がった気がします。」

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