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「好きなことを突き詰めて自分が選択する行動に信念を持ってほしい−亀田健朗さん−」

私(朴)自身が大学に通っているときに、

秋田のAIU国際教養大学)から国内留学をしている
面白い学生がいると聞いて、お知り合いになったのが今回ご紹介する亀田さんでした。

今は秋田の大学に通われる亀田さんに、様々なお話を伺ってきました!

 

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(サウジアラビア人とモスクへ行ったときの写真)

−現在はどのようなことをされていますか?−

「職業としては大学生になりますが、今現在は就職活動中、いわば就活生です。
将来の道を決めている真っ最中にいます。笑」

−大学は国際教養大学だったと思いますが、どのような経緯で今の大学を選ばれたのですか?−

「大学生活においてすべて英語で授業をする点で、
英語で物事を考え、意見を発信できる自分になる事を想像しワクワクしたんですよね。

また留学が1年間必須である点で、
英語圏以外に留学して"自分の知らない広い世界を見てみたい!"

という好奇心を満たしたかったんです。」

−好奇心旺盛ですね!そういえば、亀田さんは通信制高校出身だったとお聞きしているんですけれども、通信制高校を選んだ経緯はどういったものがあったんですか?−

「僕は、特に目標もなく福岡県の普通高校に進学しました。

目的がなかったので毎日嫌々高校に行く意味が見つかりませんでした。
というのは、私はあまり活発な性格ではなく、
積極的にクラスメイトと交流を持たなかったんですよね。
今考えると、高校生活に楽しさを見出す事は当時の自分にはできない事でした。

ただ学校に存在するだけなら行く必要がないと思って、
1年次の9月頃から高校に行かず昼間は板金屋で働き始めました。

通信制高校を調べた理由は、

"なんとなく高卒資格は将来の為に必要かな"程度で考えていたんだと思います。

そんなこんなで、2年の夏に通信制高校へ転入学をしました。」

−転入した通信制高校での生活はどういった学校生活でしたか?−

「1,2ヶ月に1回ほど2~3時間だけの進級テストの為に通学しました。
学校の授業や催し物に参加した記憶は数回あるが、思い出がないんですよね。

大学生になって、

 

色々な人と出会う中でみんな文化祭や体育祭の思い出話とかするじゃないですか?

そんな時に自分には思い出がないなーって思うことがって、
もっと青春(?)らしいことすれば良かったって正直後悔しています。」

−じゃあ結構働くことがメインだったと思うんですけれども、
学校生活以外に注力したこととかってありましたか?−

「通信高校時代はお金を稼ぐことに没頭しました。
昼間の板金屋の仕事と平行して、夜にガソリンスタンドやラーメン屋で
働きました。

後、海外にとても興味があり、アメリカ、オーストラリア等に
フラッと出かけてみたんですよ。
その時に英語に触れ合って、日本国外で生活してみようというきっかけになり、

卒業後にオーストラリアにワーキングホリデーに行きました。」

 

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カンボジアの寺の人と撮った写真)


−その働くことがメインの高校生活を支えたくれた人の存在などはありましたか?−

通信制高校に行く事は高卒資格を取る作業みたいなものでしたが、
生活面のサポートは父親にとてもお世話になりました。

家に帰らず好き勝手に働き遊んでいたんですが、
納税手続き等の社会上の援助を影ながら何も言わずやってくれていたのだと思うと

正直頭が上がりません。

働いていた板金屋の親分はいつも優しく、
家に呼ばれて家族と夕飯を共にしたりして当時の生活を支えてくれました

また中学時代からの友人と毎日のように一緒にいる日々を過ごしていました。
この友人の存在は僕にとっては大きかったですね。」

−では、通信制高校に行ったからこそ得ることのできたものってなんですか?−

「僕は、通信制高校の生活があったからこそ、自分がやりたいことに没頭できました。

お金を貯めて海外に行ったりすることで、当時自分の憧れでった環境を作っていきました。私にとって通信制高校の選択は、なりたい自分になる為に学生生活に割く時間を省いた結果でした。

ここからは、皆様へメッセージ的なものになりますが、

自分が選択したことですが、16-18才の3年間の思い出は一生を左右すると思います。
いま高校選択の渦中にいる方は自分自身のやりたいことを考えるべきだと思います。

ちょっと厳しい言い方になりますけれども、
まず自分が何故そうなりたいか、何の為に、将来どうするか、
といった点をじっくり考えてください。
そして、具体的な目標を持って、日々計画的に取り組んでみてください。

話が大きくなってしまいますが、
時計の針は巻き戻せないから、選択肢を与えられた状況下ならば

しっかりと未来を想像しいろんな情報を集め、後悔を残さない道を選んで欲しいです。

好きなことを突き詰めて自分が選択する行動に信念を持って、たった1回しかない人生の大切な瞬間を楽しんで生きて欲しいです。ちなみに私は、今も悩みながら充実した生活を送っています(笑)」