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「自分の夢に出会う場所」ー横塚なつこさんー

お盆休みも明けて、皆様いかがお過ごしですか?

 

仕事や学校がスタートした方も、

まだまだ夏休み満喫中という方も

毎日、素敵な夏の1日を送りたいものですよね。

 

夏が来て、思い出すものはありますか?

私の場合は、高校生の頃ひょんなきっかけで

なぜか野球部のマネージャーとなってしまった

夏休みを思い出しました。

 

他校の高校生と仲良くなり、

「青春」というものを毎日

すごく肌身に感じた夏でした。

 

今年の夏は、どんなものになるでしょうね。

 

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今回ご紹介させていただく

通信制高校卒業生の方は、横塚なつこさん。

 

彼女も野球部のマネージャーをされていて

そんなこんなな繋がりで、

今回協力をしていただけることとなりました。

 

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通信制高校を卒業されて、今はどういうことをされているのですか?-

 

現在は新大阪にある、美容の専門学校に通っています。

 

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―今は、美容の専門学生の2年生ということですね。

美容の専門学校に進学することになったエピソードなど、

あったのでしょうか?-

 

中学生の頃いじめにあい、気分も落ち込み学校に行けない日々が

続いていたんです。

そんな時、いつも通っていた美容室に行き、髪の毛を切って貰って

気分ががらりと変わり明るくなりました。

幼い頃から人の役に立てる人間になることが目標だった私にとってはすごく衝撃的で、

美容師も人を助けることができるのだと感じ、

さらにその美容師の方に憧れを持つようになり、元から少し美容に興味があったため、

私も美容の世界で仕事がしたいと思うようになり、専門学校に行くことを決めました。

 

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―中学生の時からの長年の夢だったのですね!

通信制高校には、中学校を卒業してすぐに進学されたのですか?-

 

最初は全日制の高校に通っていたんです。

中学校に行けていなかった私は担任の先生からも、ものすごく酷いことを言われ、

お前は高校になんか行けないとまで言われました。

悔しくて、悔しくて意地でも全日制の高校に行きたかったのです。

いざ行ってみると全く楽しくなく、通っている意味も、これからずっと通っていても

得ることなど全くないと思いになりました。

そんなとき知り合いの方からECCという通信高校があるということを

聞いていたことを思い出し見学に行ったのです。

 

―初めから、通信制高校ではなかったのですね。

全日制高校から通信制高校へ転校されて、

どのように過ごされていたのですか?―

 

中学生の頃、友達に裏切られた経験のある私は人間不信でした。

ですので、初めはすごく怖かったです。友達ができるのかもわからない、

また裏切られるかもしれないという気持ちでいっぱいでした。

学校に行っても1、2時間で帰る、お弁当を持って行っていても、

持って帰るという日々が続きました。

でも先生と話すようになり、そこから生徒と話すようになり、

野球のマネージャーも経験させていただき、本当にたくさんの友達ができて、

通信制高校でないと経験できないような最高の高校生活を味わうことができました。

 

――野球部のマネージャーは、2年ほどされていたのですよね。

マネージャー以外にも、通信制高校で新しく始めたものや、

通信制高校に入る前から続けてきたものなど、あったのですか?――

 

私は4歳の頃よりエレクトーンを、小学1年生の頃よりガールスカウトを、

4年生の頃よりバトントワリングと手話を続けてきました。

高校生になっても辞めることなく続け、今でも専門学校に通いながらも続けています。

あとは高校2年生のときに、学校の授業の中にあったビューティーコースに入り、

ヘアやメイク、着付けなどを学び、

3年生になってからはネイルの検定を2つ取得することができました。

 

―夢に向けて努力されていたのですね!

色んな経験をされてきていますが、多くのことを頑張ることができた背景に、

何か支えとなるものはあったのでしょうか?-

 

一番の支えになったのは、やはり一番近くで支えてくれた家族です。

しかし不思議なことに中学にはほとんど行けていなかった私ですが、

中学からの友達が多くその友達にも支えられました。

あとは学校の先生や、バトントワリングの仲間、

手話の先生や仲間の大人の方々です。親戚や近所の方から、

友達のお母さん達からも支えていただき、

私は本当にたくさんの方に支えて頂き幸せだと感じることができました。

 

――沢山の人に支えられてきたのですね!

最後に、通信制高校生に向けてのメッセージをお願いします。―

 

通信制高校にはたくさんの事情を抱えて来ている人がたくさんいます。

だからこそ相手のことを思いやれる人がたくさんいると思います。

私はそこで、個性を出しても良いのだ、

信じることのできる人もいるのだということに気づかせてもらいました。

通信制高校では年齢も関係なく、いろいろな人と接することができます。

だから今まで知らなかったことも知ることができ、自分自身大きく成長でき、

人とのつながりが濃くなります。

自分の好きなことを好きなだけすることができますが、その分、

悩んだりすることも正直多いです。

でも必ず信じることのできる先生や友達が支えてくれます。

私にとって通信制高校は一歩踏み出す勇気をくれた場所です。

人と学校が大嫌いで怖く、友達なんていらないと思っていた私が、

今では友達っていいな、学べる場所があるっていいな、学ぶって楽しいな、

と思えるようになりました。

だからきっとみなさんも、一歩踏み出すことは勇気がいることで怖いけど、

背中を押してくれる先生や本当の友達、そして自分の夢に出会えるはずです!

 

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通信制高校では、今回の横塚さんのように

自分の好きなことをするために、自分の夢のために

時間を有効に使うことができます。

 

趣味のために、お金を貯めるために、

通信制高校に通いながら専門学校で勉強するために、

ゆっくり勉強したいために、留学するために・・・・

 

通信制高校に通いながら、できることは

沢山あります。そこがメリットだと言えるでしょうね。

 

次回のエッセイも、精一杯頑張りますので

よろしくお願いします。

 

ご覧いただきありがとうございました!